ベベル高さの調整

ベベル高さは、ツールのガイドプレートの高さを調整することで設定します。高さ設定は、固定メインスケールとカラー上のバーニア目盛から読み取ることができます。

ワークピース端面の半径の適切な形成を行うには、ツールが正しいガイドベアリングを装備している必要があります。

ワークピースのフライス半径から上面へのスム​​ースで正確な移行を確実に行うには、ガイドプレートの高さを以下の表に示す通り設定する必要があります。

注記!一部の材料では、火炎、プラズマ、レーザーの切断技術によって、ワークピースの縁部の硬化をもたらすことがあります。これにより、指定された基準値から著しく逸脱する可能性があります。

材料および引張強さ

ベベル高さ(a) mm

ベベル幅(C) mm

 

アルミニウム

1.0~5.6

1.4~8.0

鋼材(最大400 N/mm2)

1.0~2.8

1.4~4.0

鋼材(最大600 N/mm2)

1.0~2.1

1.4~3.0

鋼材(最大900 N/mm2)

1.0~1.4

1.4~2.0

  1. クランプネジを緩めます。

  2. 必要なベベル高さが設定されるまでガイドプレートを回転させます。

  3. クランプネジを締め付けます。

  4. インサートの刃先が図のようにガイドプレートに沿っていることを目視で確認します。

ベベル高さが設定されると、高さ調整がさらに必要かどうかを確認するために、試験サンプル上でベベルをフライスがけする必要があります。メインスケールの精度は約±1mmであるため、調整が必要な場合があります。

追加の高さ調整については、以下の図AとBを参照してください。

スケール上の各グレードは0.1mmを示します。