シーティングコントロールステップ

このステップは、ネジ切り、ネジ山形成ネジ、または芯合わせ不良の部品からの側面負荷のあるジョイントなど、下げ摩擦が増加したジョイントに特化されています。

このタイプの用途では、ジョイントごとにバラツキがあるのが一般的です。このステップの主目的は、遊動ネジをなくし、ジョイントにバラツキがある場合でも、すべてのジョイントに対して同じクランプトルクまたはクランプ角を適用することです。このステップでは、クランプ角に対するクランプトルクの勾配を監視し、ネジがいつ着座するか、すなわちネジ頭がいつジョイント面に接触するかを検出することができます。シーティングポイントから、設定したトルクや角度が適用されます。合計トルクや角度は、締付けごとに異なりますが、同じクランプトルクを使用してジョイントを圧縮します。

この方法は以下のように機能します。

  1. トルクレベル、すなわちTorque gradient change (トルク勾配変化) は、ネジ頭が加工品に接触しているポイントを検出するために設定されます。

  2. トルク勾配がトルク勾配トリガポイントを超えると、シーティングポイントが検出されます。トルク勾配は、分析ウィンドウの締付グラフに表示することができます。

トルクカーブが上昇し始めるこのポイントから、シーティングポイントが算出されます。この算出は、勾配トリガポイントからトルク平均値を算出し、シーティング角変位から角度を逆算することで行われます。

このステップタイプでは、工具の校正対象よりも低い目標トルクと高速化が可能です。これは、目的の結果が得られない可能性があることを意味します。このような場合は、速度を変更して、より望ましいクランプ値を得てください。

パラメータ

説明

速度

ツール速度は有効範囲内で設定することができます。

Final tightening method (最終締付法)

締付けがクランプトルクを使用するが、クランプ角を使用するかを決定します。

Clamp torque (クランプトルク) (A) / Clamp angle (クランプ角) (B)

クランプトルクまたはクランプ角の値を設定します。

seating angle displacement (シーティング角度変位) (G)

勾配トリガポイントからシーティングポイントを算出するための角度ウィンドウ。

Gradient trigger point (勾配トリガポイント) (H)

ツールがネジ頭がワークに接触したことを検出するときのトルクレベル。これはシーティング角変位のエンドポイントです。

Vacuum enabled(真空が有効)

外部真空ポンプをONにするデジタル出力。

Min. torque (最小トルク) (L)

シーティング制御ステップの合計トルクが最小トルクよりも小さければ、エラーメッセージが表示されます。

Max. torque (最大トルク) (D)

このステップ中は、最大トルク値を超えないことが必要です。最大トルクに達すると、ドライバが停止し、コントローラにエラーメッセージが表示されます。

Min. angle (最小角) (F)

ステップ終了時、達していることが必要な角度です。これに達しない場合、コントローラがエラーメッセージを表示します。

Max. angle (最大角) (E)

目標トルクに達する前に、この角度を超えないことが必要です。これを超過した場合、コントローラがエラーメッセージを表示します。

Min. clamp torque (最小クランプトルク)

最小クランプトルクは、ジョイントの異常を検出するのに使用することができます。

Max. clamp torque (最大クランプトルク)

最大クランプトルクは、ジョイントの異常を検出するのに使用することができます。

Min. clamp angle (最小クランプ角)

最小クランプ角は、ジョイントの異常を検出するのに使用することができます。角度が最小クランプ角より小さければ、コントローラがエラーメッセージを表示します。

Max. clamp angle (最大クランプ角)

最大クランプ角は、ジョイントの異常を検出するのに使用することができます。角度が最大クランプ角より大きければ、コントローラがエラーメッセージを表示し、ツールが停止します。

Step start delay (ステップ開始遅延) (M)

トリガからツール始動までの遅延時間。

Min. step time (最小ステップ時間) (J)

ステップの最短時間。これに達しない場合、コントローラがエラーメッセージを表示します。

Max. step time (最大ステップ時間) (K)

ステップの最長時間。これを超過した場合、コントローラがエラーメッセージを表示します。

seating angle displacement (シーティング角度変位) (G)

勾配トリガポイントからシーティングポイントを算出するための角度ウィンドウ。

Gradient trigger point (勾配トリガポイント) (H)

ツールがネジ頭がワークに接触したことを検出するときのトルクレベル。これはシーティング角変位のエンドポイントです。