マルチタグターゲットの追加
単一パーツターゲットを使用すると、回転の測定が不正確になり、精度に誤差が生じる可能性があります。その場合、ボルトの位置は単一パーツターゲットのみを基準にします。
単一パーツのターゲットをボルト位置に十分近づけられない場合は、マルチタグターゲット機能を使用する必要がある場合があります。
ボルトの位置を基準としたタグの物理的な配置は常に同じである必要があります。
マルチタグパーツターゲット機能では、パーツターゲットタグの X、Y、Z 位置のみに基づいた参照フレームが生成されます。
マルチタグパーツターゲット機能には、ワークピースでの作業中に、ILS センサーに常に表示される少なくとも 3 つの一意のタグ ID が必要です。
セットアップ モードの [ILS Sensor] ページ、[パーツターゲット] タブで、左上隅にある [ターゲットを追加] ボタン を選択します。
ターゲットポップアップウィンドウが開きます。
[ターゲット] ボックスに、パーツターゲットの名前を入力します。
ID 番号は自動的に割り当てられます。
[ターゲットタイプ] ドロップダウンリストで、[マルチターゲット] を選択します。
[SAVE] を選択します。
マルチターゲットの行にマークを付け、[タグを追加] ボタンを選択します。
[タグ] のポップアップウィンドウが開きます。
タグ ID を入力します。
タグ ID は一意である必要があります。
手順 5 と 6 を 2 回繰り返して、さらに 2 つのタグを追加します。
[再ティーチ] ボタンを選択して 、ILG のタグの相対位置を保存します。
ILG のタグ座標が正しいことを確認します。
座標が正しければ、「ティーチングに成功しました」というテキストの通知と、テーブル内の座標が表示されます。