同期締め付けによる作業

Power Focus 6000 および PF8 コントローラーを使用すると、複数のコントローラーを一緒に接続し、同期した締め付けを実行することができます。構成内の最初のコントローラーは Sync Reference と呼ばれ、すべての締め付けとデータの報告を処理します。最大 5 つの追加コントローラーをケーブルで Sync Reference に接続できます。これを同期メンバーと呼びます。唯一の機能はツールを制御することです。

Sync Reference

Sync Reference は、システム内の頭脳です。以下を制御します:

  • 締め付け設定

  • データレポート

  • システム全体の構成

  • Tools Talk および ToolsNet への接続

アクセサリとフィールドバスは、Sync Reference に直接接続されます。

Sync Member

Sync Member は、特別な機能を持たないドライブとして機能します。IT 部が動作していないため、外部アクセサリやプロトコルを Sync Member に接続することはできません。各 Sync Member にはチャネル番号が割り当てられています (2-64)。チャネル番号は次の目的で使用されます:

  • ToolsTalk 2 のハードウェアレイアウト構成内で接続されているツールとドライブを識別する。

  • 結果レポートを作成する。

  • エラーイベントで障害のある部分を特定する。

締め付け

マルチステップ締め付けプログラム実行のみが可能です。各ツール間の締め付けを同期するには、同期点を使用します。これらのツールは、ステップ締め付けプログラムで次のステップに進む前に、この点でお互いを待ちます。締め付けプログラムには、最大で 25 ステップ (同期点を含まない) を含めることが出来ます。修復パスまたは終了パスは許可されません。

低反力締め付け戦略や全コントローラーにわたる機能などのコントローラ機能は、機能管理システム(FMS)を介して配布されるライセンスを必要とします。特定のライセンスなしで機能の構成は可能であるのに対して、これらの機能の割り当てと使用には、コントローラに正しいライセンスがインストールされている必要があります。ライセンスの詳細については、ライセンス(FMS)を参照してください。