非同期データでの締め付け結果

次のセクションでは、I/O 信号 PF へのフィールドバス AsyncData およびPF からのフィールドバス AsyncDataが使用されている場合における、非同期データを使用したフィールドバス マスターとコントローラ間の通信の例を示します。

  1. 締め付けが完了すると、フィールドバスマスターはサイクル完了信号を受信し、締め付け後にサイクル完了信号を受信した際に締め付け結果を取得する準備が整います。

  2. フィールドバスマスターは、I/O信号10077- PFへのフィールドバス AsyncDataを送信し、ここでコントローラによって読み取られる結果データの最初のパッケージを要求します。

  3. コントローラは I/O 信号 107- PFからのフィールドバスAsyncData で締め付け結果のサブパッケージで応答します。

    コントローラからの締め付け結果は、フィールドバスフレームの最大サイズより大きくすることは出来ません。

  4. フィールドバスマスターが最初のパッケージの読み取りを完了すると、コマンドPFへのフィールドバスAsyncDataがゼロに設定され、最初のサブメッセージが受信されて読み取られたことを示します。

  5. コントローラは、 PF からのフィールドバス AsyncData という確認メッセージで応答し、新しいサブパッケージの締付け結果を再度要求できます。

  6. フィールドバスマスターはデータフレームを読み取り、シーケンス番号が否定されている場合は要求されたサブパッケージがキューの最後であることを示します。

  7. フィールドバスマスターが締め付け結果を要求し、キューが空の場合、コントローラは空のデータフレームで応答します。