製品概要

ToolsControl ポータル は、クラウドのような環境で動作することを目的としたアプリケーションを集めたものです。ToolsControl インストーラーには、セットアッププロセスを合理化し、ToolsControl のユースケースに最適化されたターンキーソリューションを提供し、このクラウド様環境を作成するために必要なすべてが含まれています。これにより、クラウド様環境一式を個別にインストールして構成しなくても、ToolsControl システムを簡単にセットアップできます。必要なのは、適切な PC ハードウェアまたは仮想マシン(VM)をプロビジョニングするためのシステムのみです。ToolsControl システムには、オンデマンドで作成され、ToolsControl ポータル やその他のサービスによって管理される締め付けコントローラーが含まれています。含まれるサービスの1つに、ライセンスサーバーがあります。これは ToolsControl を介してツールがコントローラーと通信するために必要なすべてのライセンスを処理します。

命名規則に関して、ToolsControl ポータル は ToolsControl またはこのドキュメントで説明されている ToolsControl システムと同じです。ToolsControl システムは、ユーザーが ToolsControl 機能にアクセスするポータルです。

ToolsControl ノードのインストール方法には、スタンドアロンの PC/サーバーインストールとクラスターインストールがあります。スタンドアロンインストールにおいて作動中の ToolsControl ノードは 1 つのみです。クラスターインストールには複数の ToolsControl ノードが含まれます。通常、一般的なクラスターインストールには 3 つの ToolsControl サーバーが含まれます。

ToolsControl はクラスター内で実行され、フェイルオーバー処理、負荷分散、自己復旧などのメリットをもたらします。クラスターソリューションを使用することにより、ToolsControl はクラスターの実行に必要なサーバー以外の物理デバイスを必要としません。ToolsControl を使用する利点は、物理的なハードウェア数を低減し、床面積を他の目的に使えるようにできること、物理的な接続が不要になることです。つまり、電源やイーサネットのケーブルが不要になります。

インストール方法ごとに 2 つのインストールシナリオが適用されます。インストールシナリオ 1 では、ToolsControl を PC またはサーバーに直接インストールします。インストールシナリオ 2 は、仮想マシンに ToolsControl をインストールすることを指します。

以下の画像は、実行中の ToolsControl クラスターのサンプルビューを示しています。