フィールドバスのデータ型

各フィールドバスには、バスを介して転送できるデータ量に関する独自の容量があります。

  • 周期データ: 周期データ(「暗黙的」または「重要」データとも呼ばれる)は、通常、 開始停止OKNG 信号などのPLCデータ/プロセスデータです。周期的なデータ転送は、マスターとコントローラのフィールドバス間で定期的に(たとえば、100ms)発生します。動作に重要なコマンドが含まれているため、できるだけ頻繁に更新する必要があります。

  • 非周期データ: 非周期的データ(「情報」とも呼ばれます)は通常、締め付けデータです。非周期データは周期データフィールドバスマッピング外にあり、非周期データ転送はマスターからコントローラフィールドバスへの要求時にのみ行われます。

  • 非同期データ:非同期データは、周期データ転送の一部であり、マッピングの一部である締め付けデータであり、非周期データ(CC Link)をサポートしないフィールドバスタイプ用データです。非同期データ機能を使用すると、パッケージ内の周期データを含む締め付け結果をフィールドバス経由でPLCに送信することができます。次に、PLC はすべてのパッケージを 1 つの締め付け結果にマージします。コントローラからの非同期データはPFからのフィールドバスAsyncData I/O信号と通信し、非同期データはPFへのフィールドバスAsyncData I/O信号と共にコントローラに伝達されます。これらの信号は、非周期データで行われるのと同じタイプのハンドシェイクである、非同期データハンドシェイクに使用されます。PFからのフィールドバスAsyncDataのサイズは、インスタンスサイズまたはレコードサイズと見なすことが可能です。各非同期データハンドシェイク要求ごとに転送されるデータのバイト数を示します。

    たとえば、非周期データの合計構成が1024バイトで、 PFへのフィールドバスAsyncDataが64バイトに設定されている場合、非同期データの合計は、毎回16回 X 64バイト送信されます。つまり、PLCからの要求ごとに、コントローラは合計非同期データから得られた次の64バイトのデータをPFへのフィールドバスAsyncDataに書き込みます。

    理論的には、 PFからのフィールドバスAsyncDataを2バイト長として定義すると、最大32Kバイトのデータを送信できます(16Kデータ要求が必要となります)。