パルスユニットのオイル充填/交換手順

オイル充填とオイル交換に必要な装置:

  • Atlas Copco パルスユニットオイル。

  • Atlas Copcoパルスユニットオイル充填キット。

    スペアパーツの注文番号については、 https://servaid.atlascopco.comを参照してください。

オイル充填装置キット

  • アダプタ M3 2個

  • アダプタ M4 2個

  • 長さ540 mmのホース4本

  • 長さ50 mmのホース2本

  • 長さ120 mmのホース1本

  • 50 mlシリンジ1個

  • 1 mlシリンジ1個

  • プラグ4個

  • 接続5個

  • 接続2個

  • 缶2個

  • カバー2個

  1. 排出口が最も高い位置になるように、パルスユニットを万力に取り付けます。

  2. 入口のネジを取り外します。ネジにOリングがあり、パルスユニットに残っていないことを確認します。充填ホースを、ホースコネクタの端がパルスユニットに届くように手で取り付けます。

  3. 大きい方のシリンジに、オイル缶から最大容量のオイルを充填します。

    必ず、新しい Atlas Copcoのパルスユニットオイルを使用してください。

  4. 充填ホースからストッププラグを取り外し、シリンジをホースに取り付けます。

  5. パルスユニットの排出口のネジを取り外します。ネジにOリングがあり、パルスユニットに残っていないことを確認します。リターンホースをパルスユニットに取り付けます。

  6. リターンホースからストッププラグを外し、ホースをオイル缶に取り付けます。

  7. 大きい方のシリンジからパルスユニットへのオイルの充填を始めます。パルスユニットにオイルを充填する際、気泡が生じます。

  8. パルスユニットから気泡が出なくなるまでオイルを充填しながら、アンビルを前後に回転させます。

  9. オイルを充填しながら、パルスユニット全体を回転させて、パルスユニット内に気泡が残っていないことを確認します。

  10. リターンホースをオイル缶から外し、ストッププラグをリターンホースの端に取り付けます。

  11. リターンホースをパルスユニットの排出口から外します。排出口のネジを元の場所に取り付けます。

  12. パルスユニットを注入口が上を向くように万力に取り付けます。

  13. シリンジを充填ホースから外し、ストッププラグを充填ホースに取り付けます。

  14. パルスユニットからオイル充填ホースを外します。

  15. 小さい方のシリンジで、正しい量のオイルを抽出します。「注油」の表をご覧ください。

  16. 入口のネジを元の場所に取り付けます。

注油

型式

100%充填されたパルスユニットからのオイル量減少(X)

ETP TBP/TBP-S 6

0.7 ± 0.05 ml

ETP TBP/TBP-S 8

0.7 ± 0.05 ml

ETP TBP/TBP-S 9

1.1 ± 0.05 ml

ETP TBP/TBP-S 13

1.8 ± 0.05 ml

パルスユニットの再組立

パルスユニットの再組み立て時、次の表に従って締め付けることが重要です。

型式

締め付けトルク Nm (A)

ツール (A)

ETP TBP/TBP-S 6

40

4080 1476 00

ETP TBP/TBP-S 8

50

4080 0891 00

ETP TBP/TBP-S 9

50

4080 1474 00

ETP TBP/TBP-S 13

50

4080 1474 00