ソケットセレクタの説明
説明は、有線および無線の両方で使用される、すべてのセレクタバージョンに適用されます。
図は、セレクタの設置と操作のための主要なユーザーインターフェースをすべて示しています。説明はすべてのバージョンに適用されます。無線バージョンには、バッテリへの接続にも使用される、無線のモビリティモジュールがあります。
A | ソケットホルダのスペーサ | B | 位置に対するインジケータ LED |
C | ステッカーエリア | D | 各コーナーの取り付け穴 |
E | サービスポート | F | バッテリーステータス LED(無線バージョンでのみ利用可能) |
G | WLANステータスLED(無線バージョンでのみ利用可能) | H | 電源バッテリー(無線バージョンでのみ利用可能) |
I | モビリティモジュール(無線バージョンでのみ利用可能) | J | 高速バックアップユニット(RBU) |
K | 機能ボタン |
A | コネクタカバー | B | 外部 DC 電源イン、Kycon(DC DIN)コネクター |
C | PoEイン、アップストリーム接続。M12 Dコードメスコネクタ | D | セレクター背面側 |
E | デジタル入出力コネクター | F | PoEアウト、ダウンストリーム接続。M12 D コードメスコネクタ |
G | バッテリ |
A | 各角に6 x 12 mmの穴。水平設置用で上からアクセス可能 | B | 各角にM4のネジ穴。水平設置用で下からアクセス可能 |
C | ソケットホルダスクリュ | D | M4スクエアナット用の溝、垂直設置用 |
デジタル入出力コネクター
追加の入出力信号用のコネクタは、セレクタ底のカバーの下にあります。デジタルアウト1~4は、ソケット1~4が求められると有効になります。
現在、この機能はデジタルアウトのみに実装されています。デジタルアウトは、ソケット位置が求められると有効になります(LED点滅)。
ピン番号 | 機能 |
---|---|
1 | デジタル入力1 |
2 | デジタル入力2 |
3 | デジタル入力3 |
4 | デジタル入力4 |
5 | 共通接地 |
6 | デジタル出力1 |
7 | デジタル出力2 |
8 | デジタル出力3 |
9 | デジタル出力4 |
10 | 共通接地 |
11 | 出力電圧、最高24 V |
12 | 接地 |
外部デジタル出力信号は、外部DC電源を使用する場合にのみサポートされます。PoEと電源バッテリには十分な容量がありません。
インジケータのLED
LED信号には次の機能があります。
オペレータの締め付け作業を導くソケットLED。
ポータブルソリューションに使用するバッテリステータスLED(無線バージョンでのみ利用可能)。
無線接続ステータス(無線バージョンでのみ利用可能)。
ソケットのLED
各ソケットまたはビット位置には2つのLEDがあります。これらのLEDは、オペレータが次の締め付けに正しいソケットまたはビットを選択するように指示します。次のLEDライトが示されます。
A | 外側と内側のLEDが白で点滅 | B | 両方のLEDが消灯 |
C | 内側のLEDが白で点灯 | D | 外側のLEDが白で点灯 |
E | 外側のLEDが赤で点灯 |
LEDの解釈の詳細については、セレクタワークフローのセクションを参照してください。
バッテリステータスのLED
無線バージョンでのみ利用可能です。
バッテリがモビリティモジュールに配置されると、3つのLEDでバッテリステータスが表示されます。
白のLEDが3つ点灯すると、75%以上のバッテリが残っていることを示します。
白のLEDが2つ点灯すると、75%未満、50%以上のバッテリが残っていることを示します。
白のLEDが1つ点灯すると、50%未満、25%以上のバッテリが残っていることを示します。
赤のLEDが1つ点灯すると、バッテリ残量は25%未満で、充電が必要なことを示します。
赤のLEDが点滅すると、バッテリに直ちに充電が必要なことを示します。
バッテリをモビリティモジュールから外すと、LEDはすべて消灯します。
ネットワークステータスのLED
無線バージョンでのみ利用可能です。
WLAN接続のステータスを示す青のLEDが1つあります。
無線接続が検出されないと、LEDは消灯します。
無線接続が確立されていない場合、LEDは消灯します。
セレクタとネットワークアクセスポイント間で無線通信リンクが確立されると、青のLEDが点滅します。
セレクタとコントローラで割り当てられている仮想ステーション間で通信が確立されると、青のLEDが点灯します。
セレクタが仮想ステーションに割り当てられている場合に、バッテリを充電すると、セレクタは接続を保持し、青のライトが点灯します。
サービスインターフェイス
サービスインターフェイスはソケットセレクタの前面にあります。ネジで固定されているカバーの下にあります。サービスインターフェイスには、次の機能があります。
高速バックアップユニット(RBU)1つ
機能ボタン1つ。
RJ45コネクタ1つ。
A | RJ45イーサネットポート | B | RBU スロット |
C | 機能ボタン |
機能ボタン
機能ボタンを、セレクタ通電時に5秒間押し続けると、ユーザーが設定可能なすべてのパラメータが消去され、工場出荷時のデフォルト値に設定されます。
RJ45コネクタ
このサービスコネクタは、イーサネットケーブルをPCに接続する際に使用します。セレクタソフトウェアには設定インターフェイスがあります(IPアドレス:169.251.1.1)。これは、ネットワーク接続をセットアップし、診断とソフトウェアを読み込む際に使用されます。
高速バックアップユニット
RBUは、SDカードのフォームファクタを持ちます。このメモリカードには、電流回路網の構成と設定がすべて含まれています。設置と構成中に、すべてのパラメータがカードに保存されます。障害発生時、カードを取り出して新しいセレクタに挿入すれば、すべての機能を簡単に保持できます。
このRBUカードは、セレクタの構成データ保存以外の用途には使用できません。