ストップピンの位置
“X”測定値は、出荷前にアトラスコプコの工場で正しく設定されています。通常、“X”測定値は関係する部品を分解した後に調整するだけです。予期した通りの良好な精度が得られなかった場合は、ストップピンの位置を確認してください。ストップピンの位置は、ネジを回して調整します(下の図を参照)。
測定値“X”の測定は、困難な作業です。“X”= 0から開始することで、位置を得ることができます。パルスユニットを垂直方向に固定し、ストップピンがセンターホールを部分的に覆っていること(つまり、“X”が0以上であること)を確認します。シャットオフバルブをセンターホールに配置します(下の図を参照)。バルブがストップピンの穴に下りるまでネジを調整します。この位置で“X”が0になります。
直径“D”のゲージ(つまり、ドリルビット)を、下の表に従って穴に入れます。ゲージが穴にぴったり収まるまでネジを緩めます。注:ゲージをストップピンで締め付けてはなりません。“X”測定値の正しい値を得るもう1つの方法は、“X”= 0の位置からネジを緩めることです。下の表に示した回数分、ネジを緩めてください。表に示す測定値により、基本的な調整が行われます。ドリルビットまたはそれと同様のものを使って、直径“D”をチェックします。“X”が大きくなっている場合は締め付けトルクが高くなり、“X”が小さくなっている場合は締め付けトルクが低くなっています。ネジを回して、締め付けトルクを微調整することができます。1度に1/8回転分ずつのトルク調整ができます。
“D” |
“X” |
“X”を得るためにネジを緩めるための回転数 |
---|---|---|
1.65mm |
1.40mm |
1.75 |