WQ - レンチの品質

ツール

STwrench

STwrench を使用して行う締め付けの品質テストに使用する戦略。

パラメータ

説明

コントロール戦略

レンチの品質 ステップタイプは、次のコントロール戦略で構成できます。

  • 残留トルク/時間:この戦略は、時間の関数としてトルクトレースを分析します。オペレーターは、この操作を単一の安定した動さで実行する必要があります。レンチは自動的にブレークアウェイポイントと残留点を認識します。

  • 残留トルク/角度:この戦略は、トルク/角度トレースの残留点を探して、ジョイントの残留トルクを評価します。

  • 残留トルク/ピーク:この戦略では、ボルトをさらに回転させるのに必要なピークトルクとして、ジョイントの残留トルクを評価します。

  • 緩めおよび再締め付け:この戦略では、ボルトを緩め、元の位置に戻します

  • 降伏点 :この戦略では、レンチは降伏点を自動的に検出します。目標角度は、ユーザーが降伏点をどの程度超えて締め付けることが出来るかを指定します。

選択したコントロール戦略に基づいて、以下にリストされているいくつかのパラメーターの組み合わせが表示されます。

パラメーター

説明

ラチェット時間

ラチェット時間の数値(デフォルトは5000 ms)。これにより、オペレーターはしばらくの間トルクを解放し、締め付け操作中に再充電することができます。

ラチェット時間が超過した場合、締め付けの結果は「締め付けタイムアウト」の理由でNGとしてマークされます。

トルク補正係数

このパラメータは、レンチに延長またはトルクマルチプライヤーを使用する場合のトルク読み取り値を補正するために使用されます。既定値は1です。

角度補正

このパラメータは、レンチに延長またはトルクマルチプライヤーを使用する際の角度の読み取り値を補正するために使用されます。既定値は0です。

目標角度

締め付けステップに対する目標角度を定義します。

リヒット検出

オンまたはオフ。リヒット検出は、角度制限設定に基づいて、締め付けがリヒットするタイミングを決定するために使用できます。[リヒット 方向] が [オン] に設定されている場合、リヒットの角度制限 が有効になります。

線形勾配係数

線形勾配係数は、Nm/Deg 測定単位でのトルク/角度勾配として、曲線の線形部分のジョイント剛性を特徴付けます。