I/O の構成

I/O 診断は、外部ハードウェアのトラブルシューティングと構成のテストに使用されます。オペレーターは、正しく作動しないステーションをトラブルシューティングできます。ステーションの挙動はソフトウェア、ハードウェア、構成だけでなく、その入出力すべての組み合わされた状態でで定義されます。そのため、入出力の状態の概要を取得すると役に立つことがあります。これは、例えば次のような問題の解明に使用できます。

  • アクセサリーのハードウェア障害 (ランプ/ケーブル/ボタンなど)

  • 周辺システムから入力を正しく受信していないことの疑い

  • 出力が周辺システムに正しく送信されていないことの疑い

I/O 診断機能にアクセスするには:

  1. プラント構造ワークスペース でコントローラを選択します。

  2. コントローラワークスペースのメニューバーで仮想ステーション を選択します。

    ワークスペースエリアに、コントローラの仮想ステーションのリストが表示されます。バーチャルステーションがまだ作成されていない場合は、リストは空です。

  3. 仮想ステーション名をダブルクリックして既存の仮想ステーション構成を開くか、追加をクリックして新規作成します。

  4. ワークスペースに、特定の仮想ステーションに割り当てられているアクセサリーを含む、メニューが表示されます。

  5. 診断するデバイスのチェックボックス を選択します。デバイスは接続済み状態でなければなりません。

  6. 診断を選択します。

I/O 診断機能は、選択したデバイスに送受信される、送受信信号を監視できます。強制モードから情報を操作することもできます。

I/O 診断は次から使用できます。

  • コントローラ GUI

  • Web GUI

  • ToolsTalk

I/O 診断ビュー

診断モード

監視モードまたは強制モードを有効にします。

監視モード: 監視モードでは、デバイスで送受信される送受信信号で構成されたすべてのフィールドの状態を見ることができます。信号に変更があれば、ビューが更新されます。

強制モード: 強制モードでは、信号は現在の状態に固定され、クライアントから操作することができます。これで、オペレーターは信号を個別に有効または無効にできるようになります。強制モードでの信号値への変更は、コントローラに即座に反映されます。強制モードを終了すると、すべての強制された信号が実際の値に設定されます。つまりこれは、強制されなかった場合の値です。

コンポーネント

コンポーネント列には、送受信信号を接続するデバイスのパーツをリスト表示します。

信号

選択したデバイスに構成されている信号のリスト。信号が構成されていない場合、フィールドには「なし」の文字が表示されます。

一度に 1 つの診断セッションのみが有効にでき、一度に 1 つのデバイスのみを診断状態にできます。診断がすでに使用されている場合は、情報メッセージが画面で表示されます。