ツールの校正
ツール校正は、ツールが基準トランスデューサにどの程度対応するかを管理するために使用されます。
ツールメモリに保存されている校正値を使って、正しいトルク値がツールで表示されるようツールのトルクトランスデューサーに表示されるトルク値を調整します。Web GUI は、ツールが最後に校正された日付を表示します。
フィールド | 説明 |
---|---|
最終校正 | 最後の校正が実施された日時。 |
校正値 | 校正対象のトルク値。 |
次の校正日 | このツールの次の校正が必要となる日。 |
校正の準備
ツールが締め付けを実行するよう設定されていることを確認してください。
STa6000、STpad または JSB Bench などのトルク基準トランスデューサを使ってツールを設定します。
セットアップの説明については、トルク基準トランスデューサのユーザーガイドをご参照ください。
ツールで通常使用する締め付けに対応するターゲットトルクの締め付けプログラムを選択します。
ツールの校正
ツールで使用する校正値は、以下の式により、ツールとトルク基準トランスデューサーのトルク測定値から計算します。
新しい校正値 = 前の校正値 x 平均(基準値/ツール値)
ホームビューで、[管理] タブに移動し、[校正] ウィンドウに移動します。
校正値テキストボックスにある古い校正値を書き留めます。
少なくとも 3 回の締め付けを行い、平均トルク値を算出するためにツールと基準トランスデューサ(ACTA など)から読み取ったトルク値を使用します。
新しい校正値の式を使用して新しい校正値を計算します。
校正値テキストボックスに算出した値を入力し、適用するを選択してツールメモリに新しい校正値を保存します。

校正が完了したら、締め付けを行って新しい値が正しいことを確認します。