ネジの緩め
緩めパラメータを設定すると、特定の締め付けプログラムの緩め動作を制御できます。どのツールを使うかに関係なく、ネジスレッドが壊れないように、必要に応じてネジを確実に緩めるように緩め速度とトルクを指定します。
ランアップトルクに達すれば、緩めは OK とみなされます。ネジ長の変化に応じて、システムは、ネジがいつ完全にランアップされたかは判断できません。オペレータは、終了したとみなされるまで、緩めを続行する必要があります。
緩めは、通常の緩めと TurboLoosening に分けられます。選択は、ツール容量と選択されている締め付け戦略に基づいて自動的に行われます。TurboTight は大幅に高い目標トルクを実現できるので、通常の緩め戦略では不十分です。TurboLoosening はパルス戦略を使用し、ツールでサポートされている場合は自動的に選択されます。
パラメーター名 | 説明 |
---|---|
開始 | 低速で作動します。測定されるトルクが検出トルクを下回る場合、ランアップステップに進みます。 |
緩め | 通常の緩めの場合: 測定されるトルクがランアップトルクを下回るまで低速で作動してから、ランアップステップに進みます。 Turboloosening の場合: 測定されるトルクがランアップトルクを下回るまで必要な回数だけパルスを使用してネジを緩めてから、ランアップステップに進みます。 |
ランアップ | 必要な時間、緩め速度でツールを作動します。 |
パラメーター名 | 説明 | デフォルト値 |
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緩めが有効 | ラジオボタンで選択されます。 オフ: 緩めが無効になります。 オン: 緩めが有効になり、追加パラメータが構成できます。 | On(オン) |
検出トルク | ラジオボタンで選択されます。 自動:値はツールタイプとツール容量に応じて設定されます。 オン: 値は手動で設定されます。 | 7% ToolMaxTorque |
検出トルク | 緩め操作を開始して緩めの結果をもたらすために必要な最小トルク。 | 3.5 Nm |
ランアップトルク | ラジオボタンで選択されます。 自動:値はツールタイプとツール容量に応じて設定されます。 オン: 値は手動で設定されます。 | |
ランアップトルク | トルクがランアップトルクを下回ると、緩みは[OK]とみなされます。 ネジ長の変化に応じて、システムは、ネジがいつ完全にランアップされたかは判断できません。オペレータがこれを決定しなければなりません。 | 3.5% ToolMaxTorque |