STa6000 または STpad を介したツール校正

STa6000/STpad の接続

STa6000/STpad は、次の2通りの方法でコントローラに接続できます。

  • STa6000 の接続

接続

備考

COM ポート

ACTA シリアルケーブルを使用して、Atlas Copco の USB 対シリアルアダプタをコントローラの USB ポートに接続します。USB ケーブルを使用して、STa6000 をシリアルアダプタに接続します。

イーサネットポート

STa6000 とコントローラの工場イーサネットポートまたは工場ネットワークの間に、イーサネットケーブルを接続します。

  • STpad の接続

接続

備考

COM ポート

ACTA シリアルケーブルを使用して、STpad をコントローラの COM ポートに接続します。

イーサネットポート

STa6000 とコントローラの工場イーサネットポートまたは工場ネットワークの間に、イーサネットケーブルを接続します。

STa6000またはSTpadを介したQA校正の実行

  1. ツールが接続されており、コントローラの仮想ステーションに割り当てられていることを確認してください。

    単一の締め付けプログラムは、校正のために使用することはできません。バッチプログラムが選択されていることを確認してください。

  2. ホームビューで、[ツール]タブに移動し、左側のペインで[QA校正]を選択します。次に、[QA校正]を[オン]に設定します。

  3. 校正するツールが接続されている仮想ステーションを選択し、使用する接続タイプを選択します(COM ポートのTCP)。

    デフォルトの通信用ポートは 4561 です

  4. STa6000/STpad をコントローラに接続し、正しい仮想ステーションを選択します。

  5. STa6000/STpad で校正を開始します。

    STa6000/STpad がツール情報と締め付けプログラムを含むコントローラ情報を要求します。

  6. 締め付けを実行します。校正装置が締め付けを検出すると、コントローラからの締め付け結果を要求します。

  7. バッチ内のすべての締め付けが実行されるまで、このステップを繰り返します。

    完了すると STa6000/STpad がレポートを生成し、ツールの新たな校正値を計算します。

  8. 新たな校正値をコントローラに送信するため、STa6000/STpad で保存を選択すると、コントローラがツールにこれを書き込みます。

校正中に締め付けプログラムが変更される、またはシーケンス/バッチが更新されると、校正は終了します。

校正に使用されるバッチサイズには上限はありません。ただし、STa6000 はバッチサイズを最大 2 桁で表示します。そのため、Sta6000 のカウンターは、100 を 00 として表示します。

校正が完了したら、締め付けを行って新しい値が正しいことを確認します。