RFID チップ
本ツールには製品に関する情報の保管されている RFID チップが埋め込まれています。チップはツールのモーターにあります。RFID リーダーを使用すると、チップの情報を読み込んだり、チップに情報を書き込んだりすることが出来ます。
EPC メモリ
ツールの製品番号、ジェネレーション文字、シリアル番号は RFID チップの EPC メモリに保管されます。この情報は20文字長のストリングとして表示されます。
例
EPC メモリに保管されたストリング84366130150670730145
ストリングは ASCII 形式で表示されるジェネレーション文字用に3文字分確保します。ジェネレーション文字の ASCII コードは2文字しか使用しないので、ASCII コードの前に「0」が常に追加されています。
ジェネレーション文字とそれに対応する ASCII コードを以下の表に示します。
ジェネレーション | ASCII | ジェネレーション | ASCII |
A | 65 | N | 78 |
B | 66 | O | 79 |
C | 67 | P | 80 |
D | 68 | Q | 81 |
E | 69 | R | 82 |
F | 70 | S | 83 |
G | 71 | T | 84 |
H | 72 | U | 85 |
I | 73 | V | 86 |
J | 74 | W | 87 |
K | 75 | X | 88 |
L | 76 | Y | 89 |
M | 77 | Z | 90 |
EPC メモリは書き込み可能なので、ツールのモーターが別のツールに再利用された場合、チップ情報の再プログラムを可能にします。
ユーザーメモリ
EPC メモリ中のツール情報の他に、RFID チップにはまた 512 ビットのユーザーメモリが含まれており、お客様が情報を追加できるようになっています。
UHF RFIDリーダーを使用して、RFIDチップの読み取りと書き込みを行います。
技術仕様
性能特性
読み取り範囲(ハンドヘルド)* | 最大5フィート(1.5 m) |
読み取り範囲(固定)* | 最大6.6フィート(2 m) |
*パフォーマンスは標準のテスト方法に基づき、テスト方法は環境要因とリーダーの出力電力によって異なる可能性があります。
機能仕様
RFプロトコル | EPCグローバルクラス1Gen2 |
周波数 | 902-928(米国)、865-868(EU) |
メモリ* | 96ビットのEPC、64ビットの一意のTID、512ビットのユーザーメモリ |
* EPCとユーザーメモリは、再プログラム、パスワード保護、または永続的なロックが可能です。TIDはロックされており、製造時点で一意です。
業界コンプライアンス
RoHS | EU指令2011/65/EU |
CE | はい |