AutoTrimバルブの調整

AutoTrimバルブの機能を定期的に確認してください。

AutoTrimバルブは、ランダウン中に減速し、1~2パルス後に完全な速度/パワーに自動的に切り替わります。そうならない場合はステップ1~3を踏んでください。

  1. AutoTrim機能が始動したことを確認してください。

  2. 定圧ツール用AutoTrim設定または低圧ツール用AutoTrim設定の表にある推奨減少(無負荷)回転数を確認してください。必要に応じて調節します。

    減少(無負荷)回転数の調整

  3. 切り替え点の値を調整します。

    切り替え点バルブの調整

  • バルブが閉じすぎていると、パルス開始時にAutoTrimは速度とパワー全開になりません。バルブを反時計方向に90度回転させて正しい切り替え点を探します。正しい切り替え点に達するまで繰り返します。

  • バルブが開きすぎていると、ランダウン時にAutoTrimの速度とパワー全開への切り替えが早くなりすぎます。バルブを時計方向に90度回転させて正しい切り替え点を探します。正しい切り替え点に達するまで繰り返します。

AutoTrimバルブの切り替え点のリセット

  1. バルブが止まるまで時計回りに回して、切り替えバルブを完全に閉じます。

  2. 六角レンチでバルブを反時計回りに6.5回分回して開きます。

  3. 必要に応じて、上記のように、バルブを90度ずつ回転させて、正しい切り替え点を探します。

  4. 完全な閉状態から5~8回転で正しい切り替え点が見つからない場合、保守サービスを要することがあります。サービスセクションをご覧ください。

定圧ツール用AutoTrim設定

型式

減少(無負荷)回転数(rpm)

EP4PTI9 HR10-MT / HR42-MT

2800-3000

EP5PTI19 HR10-MT / HR42-MT

2600-3100

EP6PTI32 HR10-MT / HR42-MT

2600-3100

EP7PTI55 HR10-MT

2800-3200

EP8PTI70 HR10-MT

2600-3000

EP9PTI80 HR13-MT

2650-3050

EP11PTI100 HR13-MT

2300-2550

EP13PTI150 HR13-MT

2150-2550

低圧ツール用AutoTrim設定

型式

減少(無負荷)回転数(rpm)

EP5PTI15 HR10-MT-L / HR42-MT-L

2600-3100

EP6PTI25 HR10-MT-L / HR42-MT-L

2600-3100

EP7PTI35 HR10-MT-L

2650-3050

EP8PTI45 HR10-MT-L

2650-3050

EP9PTI65 HR13-MT-L

2450-2850

EP11PTI80 HR13-MT-L

2300-2600

EP13PTI110 HR13-MT-L

2150-2550

AutoTrim機能が正しく動作しないと、次が発生する場合があります。

  • バラツキの増加(間違ったトルク)

  • 締め付け時間が長くなる

  • シャットオフしない