テンショナーのメンテナンス
ツールの操作、修理、保守の際、あるいはツールのアクセサリを交換する際、または、その近くにいる場合、必ず目と顔を守る耐衝撃性防具を着用してください。
ホースや継手、アクセサリを切断/接続する前、またはツールを調整もしくは解体する前に、あらかじめ電源を切って油圧システムを減圧してください。
テンショニングツールの組み立ておよびメンテナンス中は、ねじ山に錆が発生するのを防ぎ、さらに使用中にねじ込まれた部品同士が固着するのを防ぐために、ねじ部品を潤滑し、Copaslip や Molyslip などの固着防止剤を薄くコーティングして保護する必要があります。
取り付け前に、シール、ベアリングストリップ、およびワイパーシールの前縁に適切な薄いグリース(Rocol Aqua-Sil など)を塗布する必要があります。潤滑は組み立てに役立ちます。
工具は12か月に1回、完全にオーバーホールする必要があります。
腐食の兆候がないか検査します。腐食の形跡があるツールは、カスタマーセンターまで返送する必要があります。
使用後は毎回、継手やアダプタ部分からのオイルの染み出しがないか確認してください。漏れのあるアダプタや継手は、25 Nm のトルクで締めます。締めた後も漏れ続けるアダプタや継手は交換する必要があります。
吊り上げ用アイボルトや工具にあるストラップは、使用前に必ず確認してください。ひび割れやその他の目に見える損傷がないか確認してください。損傷していることが判明している吊り上げ用のストラップやアイボルトは使用しないでください。
工具を落としたり、他の物体にぶつけたりしないでください。工具のシール面が損傷し、使用中に工具が故障する可能性があります。
工具のコーティングは定期的に検査し、ひび割れや剥離の跡がないかチェックする必要があります。剥離やひび割れの形跡があるツールは、カスタマーセンターまで返送する必要があります。
使用上の適合性について疑問がある場合は、アトラスコプコのカスタマーセンターまでお気軽にご相談ください。